退屈から抜け出すための映画

観た映画を記憶に残すための記録ブログ。

大人も子供も楽しめる最高のキッズ映画「ちびっこギャング」

ちびっこギャング

ちびっこギャング [DVD]

作品について

公開:1994年/アメリ

原題:The Little Rascals

監督:ペネロープ・スフィーリス(「ウェインズ・ワールド」など)

ジャンル:コメディ

あらすじ

”女の子大嫌いクラブ”を結成する男の子たちと、クラブの仲間であるものの女の子ダーラを好きになってしまったアルファーファ。クラブの仲間のいたずらによりアルファーファはダーラに振られてしまう。おまけにクラブの規則を破ったせいでダーラと会うことも禁止されてしまう。しかしどうしても諦めきれないアルファーファは好きな女の子と男同士の友情の間で奮闘する。

感想など

子供たちがとにかくみんなとてもかわいいです!そしてキャスティングがぴったりすぎて本当に奇跡のよう。子役のファッションはそれぞれのキャラクターに合っていて個性が引き出されています。そのためか大勢子役がいるのに誰が誰だかわからないと言う混乱が起きません。声変わりもしていない高い声で子供らしからぬ大人びたセリフを言うところが面白いし、可愛さはもちろんコミカルでコロコロ変わる表情の演技には驚かされました。映像は素朴ながらも場面はテンポよく変化に富んでいて何度見ても飽きません。合間合間に白人と黒人の男の子2人のゆる〜く無邪気なシーンが挟まれるのも癒されます。

男の子たちで”女の子大嫌いクラブ”を結成し集会をするところや、男の子たちが「女の子のこういうところが嫌だ!」、女の子たちも「男の子のこんなところが嫌だ!」と言うシーンは子供ならではの理由(というか特に大きな理由はない)で、微笑ましい。パジャマパーティのシーンは本当にビジュアル面までよくこだわっているなぁと感じました。女の子の部屋やパジャマ姿がファンシー&ガーリーでものすっごくかわいいし、男の子も男の子でアウトドア風のボーイッシュなカジュアルさがかわいい。子供だからといって変に幼稚な格好をさせないところがいいですね。大人が見ても可愛いと思える衣装や世界観が作られているところは、ただの子供向け映画では終わらせない撤退した作品づくりへのこだわりが感じられました。

f:id:riset:20180811141735p:plainf:id:riset:20180811141641p:plain
あと、アルファーファが好きな女の子のダーラがとにかく完璧なかわいさです(上の画像の1番手前にいる女の子)しかもどことなく色気まで感じさせる恐ろしさ。続編の「ちびっこギャング コンテスト必勝大作戦! 」のダーラ役の女の子もダーラっぽさはあるんですが、見ているとどうしても柳原可奈子さんに見えてしまうんですよね。。なんていうか、器用にキャラを作ってる感が見て取れるというか。ちなみに、ダーラの友達役でオルセン姉妹がちょっとだけ出ていますよ。

 

大人も出てくるものの、ほとんどの場面が子供たちだけで構成されており、子供たち中心に世界が回っているような映画ならではの楽しさがあります。クラブハウスを火事で全焼させてしまうシーンがありますが、わざわざ消防士(っぽい)の格好をしてみんなでバケツリレーしたり水風船投げつけたりしながら子供たちだけで火事を消し止めたり、クラブハウス再建のために大人に扮装して銀行にお金を融資してもらいにいったり(しかも当たり前のようにできると思ってる)まるで子供の発想じゃありません。子供たちが自分自身を子供だと自覚していない節があって、当たり前のように大人と対等に扱われるものだと思い込んでいるところがありますが、もちろん大人からは子供扱いしかされず、きちんと線引きがされているところがいいです。なぜかというと、続編の「ちびっこギャング コンテスト必勝大作戦! 」では、ちびっこたちに対する大人の態度が曖昧でちびっこたちに普通に仕事を任せたり、一歩間違えば大事故につながるような失敗をしても怒らず擁護する学校の先生がいたりしてそれはちょっとありえないだろと思いました。ダメなものはダメだと何か起こる前に言ってくれる大人がいないのが怖い。。

そして1番の見せ場である子供たちのゴーカートのレースは、疾走感があって本格的ベン・ハー のレースを思い起こさせます(ライバルの車から刃が出てきて、車を傷つけられそうになるところとか)。引きで見ると大人が運転しているのがわかりますが(笑)とても楽しめました。レースのシーンで子供たちの両親役でウーピー・ゴールドバーグや、アメリカ大統領のドナルド・トランプが出てきた(お金持ちのお坊っちゃまの父親役)のにはびっくり。今と違って痩せていたし、毛量もあります。。

ちびっこギャング|父親役のドナルド・トランプ

ちなみに、このちびっこギャング1920年代〜1940年に近隣の子供たちの集まりの冒険を中心に作られた一連の短編映画「Hal Roach's Our Gang」(多くは「The Little Rascals」としてテレビで放映)が元になっています。今回のこの映画は、いくつかのキャラクターを最新の設定で紹介し、いくつかのオリジナル短編を再解釈しているとのこと。youtubeOur Gangと検索するとオリジナルの短編が多くヒットします。かなりたくさんのストーリーがあるようなので観るのが結構大変かもしれませんが興味がある方はぜひ。私も少しずつ観ていきます!