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映画「SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」(ネタバレあり)

「SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」

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作品データ

監督:ダグラス・マッキノン
製作:スー・バーチュー
共同製作:スティーブン・モファット、マーク・ゲイティス
製作総指揮:スティーブン・モファット
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン、アマンダ・アビントン、ルイーズ・ブリーリー、ユーナ・スタッブス

概要・あらすじ

ベネディクト・カンバーバッチ主演で世界的人気を誇る英BBCドラマ「SHERLOCK シャーロック」の特別編。舞台を現代から1895年ビクトリア朝のロンドンに移し描かれるスペシャルエピソードで、本国イギリスとアメリカでは2016年元日に放送される作品を、日本で劇場公開。(映画.comより抜粋)

 

感想

今年の2月に日本で劇場公開された『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』。

ドラマシリーズを観ていたので映画館まで足を運ぶつもりだったのですが、その前にいろいろと調べていたところ、この作品はどうやら「2016年1月1日に、イギリス・アメリカでテレビ放映された」ものらしいということがわかりました。

劇場公開版は+22分の特典映像付き(インタビュー映像など)だったらしいのですが、まぁ近々テレビでやるんじゃないかなと思っていたら、案の定5月9日に放送されました。

テレビ放送版では特典はなく本編だけですが、それにしてもこんなにすぐテレビで放送してしまうなんて。最初からテレビでやればよかったのに。

1000円以上払って劇場で観た人かわいそ!

ストーリーは、花嫁姿でバルコニーに立った女が自分の頭を撃ち抜いて自殺。しかしその夜、死んだはずの彼女は夫の前に現れ、彼をショットガンで殺害し、去って行ったという謎の事件をシャーロックが解くということなのですが。

ネタバレしてしまいますと、舞台が現代からヴィクトリア時代の1895年に移っているので、これは現実ではなくシャーロックの夢の中の物語なんですね。

夢の中でさらに夢の中に入っていく展開って、他にもそんな映画ありましたね。(インセプション)

シャーロックの意識のもとにストーリーが進んでいくため展開が都合良かったり無理くり感がちょっとありました。

しかしこの作品で興味深いところはフェミニズムに関して描いている点ですね。

最後に花嫁たちの正体が、今まで男性に不当な扱いを受けてきた女性たちだとわかります。現代でも男女平等!と主張している女性たちはいますが、当時は今と比べ物にならないくらい男女の差は大きいものでした。

旦那を撃って、自分もそのあと自殺するくらい追い詰められているんですから相当のものでしょう。

女性解放運動家たちは全身紫で頭には三角頭巾をかぶっているのですが、その姿がKKKにそっくり。(KKKは白人至上主義のため紫ではなく白)

先日亡くなったプリンスは自分は男でも女でもない。ということで、自分のイメージカラーをパープル(男の青と女の赤を混ぜた色)としていましたが、きっと同じような意味合いで性別の垣根を無くすために紫と纏っているんではないかなと思いました。

このKKKにそっくりの衣装に関してはやはり批判も多かったようです。

フェミニスト、フェミニズムとは。と改めて考えさせられる内容でした。