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退屈から抜け出すための日記。

自由気ままに書いてます。

【ルーム】

2016年新作

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監督・主なキャスト

監督: レニー・エイブラハムソン(『FRANK』)

キャスト:ブリー・ラーソン (『ショート・ターム』)

     ジェイコブ・トレンブレイ

感想(ネタバレあり)

主演のブリー・ラーソンがとにかく最高!!

部屋の中でのシーンはおそらく完全にノーメイクなので、目の下のクマや肌荒れだってそのまんま映し出されていて、それが非常に現実感があってよかったです。

子役の子が演技うますぎてちょっと恐ろしくなりました。

17歳の頃に誘拐され、7年間監禁されて、相手の子を産み育てたジョイ。息子のジャックが5歳になったすぐ後の出来事。誘拐犯の男(いたって普通)が「半年前から失業している」と告げる。

その翌日、部屋の電気が使えなくなっていることに気がつき、今後の生活が急に不安になったジョイ。

そこで子供が風邪をひいたと嘘をつき、息子を病院に連れてってもらうよう頼み、そこで医師に助けを求める作戦を決行する。しかし、いくら頼んでも男は病院に連れて行こうとしない。

ジョイは最終手段として息子の風邪が悪化し亡くなったと嘘をつく。息子を敷物でぐるぐる巻きにし、亡くなった(と見せかけた)息子を男に託す。トラックの荷台に乗せられた後、敷物から脱出し(何度もぐるぐる回転して練習をした)、トラックが止まった時を見計らって逃げ出すという作戦。そして見事成功。パトカーに乗せられ、たどたどしいながら事情を説明。事件も無事解決。めでたしめでたし。

となるのはまだ早い。。

部屋から解放されたはいいものの、待っていたのは大勢のマスコミや取材陣。

せっかく外の世界に出れたというのに、またもや「部屋」から出ることが出来ない。

家族の元に帰れても、自分が監禁されている間もまわりは普通に生活をして変化していることを痛感し、自分のことなんかすぐに忘れしまったのではないか、とすら思えてきてしまう。ましてや息子は誘拐犯との子供。それを良く思えない人たちからの視線も辛い。強い自分でいようとすればするほど、精神状態が悪化して耐えられなくなってしまった。

しかしそんな状態を救ってくれたのも息子ジャックだった。

ジャックは、髪の毛にはパワーが宿ると信じて今までずっと伸ばしてきた髪を切り、母親にプレゼントした。

日本でも古来、髪=神として髪の毛は魂が宿るものとされており、昔のお侍さんが長髪だったのはそういう理由もあったから。逆に藁人形に呪いたい人の髪の毛を入れたりするのもそいうったところからなんでしょう。。

アメリカではインディアンがそうで、ネイティブインディアンは髪は神聖なもので、第6感が宿ると言われています。だから男性もみんな長髪なのです。

ジャックはそれをテレビや本で読んだのかな〜。

最初は警戒して誰にも懐かなかったジャックですが、自然と家族に溶け込み、近所の同い年くらいのお友達もできてよかったよかった。

 

それでもジャックは部屋を出た後も「部屋に戻りたい」と言い、ラストでもう1度部屋に訪れます。その時のジャックの「縮んだ?」の一言。

今まで部屋の中でしか暮らしていなかった時は広く感じたその場所が、外のどこまでも広い本当の世界を知った後、小さく感じたんですね。

実際観ている側も、あれ?こんな狭い部屋だったの?と感じられて、なんとも不思議な感覚でした。

やっぱり生まれてから5年間過ごした場所っていうのは、どんな場所でも故郷のようにいつまでも心に刻まれる場所になるのかもしれないと思うとなんだか複雑な気分になります。

 

それにしても息子を死んだことにして敷物に包んで男に託すのって結構運任せですよね。

トラックの荷台が広々としていたからぐるぐると転がることが出来ていたけど、、もし他に積荷があって身動き取れない状態だったら?とか、普通車の後部座席に放り込まれていたら? 男が敷物を広げて確認したら?とか考えてしまって私だったら出来ない。。

私は男が入ってきた瞬間に何か固いもので頭を強打して、その隙にドアから逃げる!!でも失敗したら半殺しにされるのかな〜・・・。。 

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 ブリーラーソンの主演映画。わたしこの映画好きです。

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