退屈から抜け出すための日記。

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【スポットライト 世紀のスクープ】

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監督・主なキャスト

監督:トム・マッカーシー(『靴職人と魔法のミシン』など)

出演:マーク・ラファロ(『アベンジャーズ』シリーズのハルクなど)

   マイケル・キートン(『バードマン』など)

   レイチェル・マクアダムス(『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』など)

あらすじ

2001年夏、アメリカ東部の新聞「ボストン・グローブ」に新しい編集局長のマーティ・バロンが着任する。着任初日にバロンは、”ゲーガン事件"を調査するよう指示。"ゲーガン事件"とは、元ボストンのゲーガンという神父が児童に性的虐待を行ったとされる疑惑の事件。しかしこの事件を取り上げることは、購読者の約半分をカトリック信者が占めるグローブ紙にとってはリスクが大きく、非常に大胆な行動であった。スポットライトチームは地道に時間をかけ取材を行い、確かな情報を掴むまで極秘で調査を進めていく。そんな中、驚愕の事実が次々と芋づる式に発覚。想像をはるかに超える数の神父に虐待の疑惑が浮上したのだ。さらに協会は分かっていながらその事実を組織全体で隠蔽していて。。

”スポットライト”とは?

一つのネタを数ヶ月間かけてじっくり追いかけ、1年にわたって連載をする特集記事欄の名称。映画でもスポットライトチームが時間をかけ、直接被害者や事件と関わりのある弁護士などを取材していく。 

感想など

町山さんと松嶋さんの未公開映画を観るTVで紹介された「フロム・イーブル ?バチカンを震撼させた悪魔の神父? : 松嶋×町山 未公開映画を観るTV [DVD]」を観たのは、2年前くらいだったかと思います。このドキュメンタリーを観て、初めて「こんな事件があるなんて・・・」と知りました。もともと日本って教会や神父さまにあまり馴染みがないので、どうしても現実味が感じられなという部分も正直あります。

今回のこの映画は事実を基にしていますが、通常事実を基にはしていても実際よりも映画向けにストーリーを一部書き換えたり、追加したりなどしている映画は多いです。

しかし、スポットライトは実際のストーリーを正確に伝えるため、ドラマティックにストーリーを脚色したりしていません。正確に忠実に描くことで真実を伝えようとしています。

華やかに見えるジャーナリストという仕事も、いかに地味で地道で根気のいる仕事かというところも良くわかります。だけどめちゃくちゃカッコ良い。彼らこそヒーローです。

モデルとなった記者たちへのリスペクトを非常に感じました。

私は個人的にレイチェル・マクアダムス扮する女性記者が、自宅で食器洗い機にイラついてるシーンが好きです。あんなに忙しいのにきちんと家のこともやってるんだ〜、という生活感が垣間見えるところが良いなあ。でもやっぱり働く女性は手洗いじゃなくて全自動なんだなあとかね(笑)

ラストはええーここで終わりか!というところでいきなり終わってしまうんですけど、

何ヶ月にもわたって力を注ぎ準備してきたプロジェクトが、いよいよ記事になって公開されるという瞬間はどんな反応が来るだろうと、じわじわと静かな興奮を感じます。

この作品を作るにあたり監督は、1976年の映画「大統領の陰謀」を参考にしていて、終わり方に関しては同じつくりになっているそうですね。私はまだ観れていませんが。。

パンフレットには、町山さんの『スポットライト』の後日談が載っていて、教会がその後どうなったのか、なぜこのような事件が起こってしまったのかなど読み応えがある内容でオススメです。720円でした。

このような事件を繰り返し起こさないためにも、多くの人が観て知ってほしい映画です。

参考

スポットライト 世紀のスクープ カトリック教会の大罪

スポットライト 世紀のスクープ カトリック教会の大罪

 

 原作です。

ドキュメンタリー作品。必見です。 

大統領の陰謀 [Blu-ray]

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 見比べてみたい。

扉をたたく人 [DVD]

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 2007年のトム・マッカーシー監督の作品です。

『スポットライト』で電話だけで登場する"リチャード・サイプ"は『扉をたたく人』主演のリチャード・ジェンキンスだとか?

 


町山智浩 映画「スポットライト 世紀のスクープ」を紹介 たまむすび